国内分布:秋田県以南から八重山諸島、南西諸島では多くの亜種に分けられる。
国外分布:台湾、中国東部、朝鮮半島、ロシア沿海地方
幼虫食草:ウマノスズクサ・オオバウマノスズクサなどのウマノスズクサ科
出現時期:4-9月(年3−4回)
越冬態:蛹
.
春先に出るものは小型で美しい。幼虫の食草(ウマノスズクサ)に含まれる毒物質を体内に蓄積して鳥の攻撃から身を守っている。蛹は“お菊虫”と呼ばれる。播州皿屋敷(=番町皿屋敷)の悲劇のヒロインお菊さんの名がついた。オスとメスでは色彩が異なり、美しいメスの撮影ができると嬉しいものだ。山梨県内では、四尾連湖の周りや笛吹川の河原に多い。