分布 :本州(秋田県以南)、発生:春1化、食草:カンアオイ類、出現時期:3ー4月、越冬態:蛹、レッドリスト 絶滅危惧II類(VU)
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ギフチョウは人気が高く、「国蝶」の座をオオムラサキと争ったことが知られています。この蝶は春の女神と呼ばれ、桃色のカタクリの花との組み合わせは「春のシンボル」といっても過言ではありません。桜の咲く頃、天気が良く、無風の時しか見ることができないので、毎年3月から4月の間は天気予報を見ながらソワソワ、ワクワクしています。この蝶の地域変異も面白く、また長野県白馬村にはイエローバンドという美しい変異個体が出現することが知られています。山梨県内の棲息地は富士川流域に限られており、環境省のレッドリストでは絶滅危惧I類になっています。